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創薬スクリーニング  
  創薬スクリーニングへの応用

MED64システムは1997年に世界で初めて商業製品化されたin vitro多点平面電極システム(マルチ・エレクトロードアレイ・システム)です。多点平面電極システムは欧米を中心に普及し、現在は脳神経及び循環器分野の基礎研究で広く活用されています。その簡便性と効率性 は高く評価され、近年創薬スクリーニングへの応用が急速に広まりつつあります。

又、iPS細胞の樹立以来、iPS・ES細胞等幹細胞を用いた創薬クリーニングの実用化が盛んに議論されていますが、平面微小電極で測定を行うMED64システムは、iPS・ES細胞を用いた創薬スクリーニングに も最適です。

QT延長スクリーニング
組織切片を用いた創薬スクリーニング
培養細胞を用いた創薬スクリーニング

QT延長スクリーニング

対象試料:幹細胞(iPS・ES細胞)由来心筋細胞(細胞塊)

  • Action Potential Duration (APD)を測定することにより、簡単にQT延長の測定ができます。

  • 幹細胞から分化した心筋 細胞塊を電極上に載せるだけで測定できます。特別な訓練を要せず、電気生理実験未経験者でも簡単に測定ができます。ポストHTS段階でのスクリーニングに最適です。

  •  より生体に近い細胞塊を用いて応答を測定します。hERGチャネル以外の要因によるQT延長、或いはQT延長以外の異常も検出することができます。

  •  試料を100%湿度のインキュベータ内に入れた状態での連続測定が可能です。

  •  Mobius QTソフトウエアにより、オンラインでQT延長の測定とドーズ・レスポンスカーブの作成が可能です。心拍数・拍動間隔のオンライン解析や振幅・スロープ等の波形解析も可能です。

細胞内電位応答とMED64システムによる細胞外電位応答の比較


細胞内電位応答




MED64システムによる細胞外電位応答
  QT(APD)延長の測定
 
鶏胚心筋細胞(Chick embryo myocyte)から得られたペーシング応答を E4031(200 nM)
投与前後で比較したもの 。 青:投与前  ピンク: 投与後   ( 0.02 mV, 20 msec /1 div)
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組織切片を用いた創薬スクリーニング
  • 細胞より生体に近い組織切片を用いたターゲット探索や毒性評価は、創薬において益々重要性を高めてきています。

  • MED64システムでは、電極上に急性組織切片を載せて細胞外電位 (フィールド電位)を測定します。従来法では困難を 極めた組織切片を用いた電気生理的な薬効評価試験等が電気生理未経験者でも簡単・確実に行えます。

  • 刺激ポイントはアンプ前面のパネルで選択可能です。最適な刺激位置が簡単に選択できます。

  • 平面電極による測定は組織切片を傷つけません。灌流により安定した状態を保ちながら長時間に渡って薬効評価試験ができます。

  • 64個の電極を生かした伝播異常や薬物の部位特異性検出等にも最適です。

  • MED64 マルチスライス・システムにより、4枚の試料から同時に測定が可能です。

  • Mobius ソフトウェアにより、オンラインでデータ解析 、ドーズ・レスポンスカーブの作成が可能です。

対象試料と評価対象 (例)
 
脳・中枢 組織切片  
海馬・大脳皮質・視床・視交叉核・
脊髄・中脳・網膜 等
アルツハイマー等記憶関連(LTP、LTD)・てんかん、・うつ・肥満・鎮痛 等
心筋 組織切片  
心房筋・心室筋スライス 心房細動・不整脈 等
 
事例1)長期増強現象(LTP)の変化
  • 従来難しいとされたLTP実験も、MED64システムで簡単に行えます。
  • 刺激・記録共にガラス電極操作不要の簡単さに加え、ローインピーダンス電極により安定したローノイズで毎日実験が行えます。
  • 電気生理未経験者でも、測定から各種申請用データの取得まで可能です。
  •  アンプ前面の選択パネルによる刺激チャネルの切り替えはLTP測定に最適です。細胞にダメージを与える事無く、迅速、簡単に最適刺激位置が選択できます。
                                    
    
(左図) MEDプローブ上に置かれたC57BL6マウスの海馬スライス。CA1領域が中心になるように配置されている。図中の青色の電極から刺激を与えてEPSPを誘発させた。   使用プローブ:MED-P515A; 150 mm間隔。

(下図)赤色の電極で記録されたシーターバースト(TBS)刺激前後のフィールドEPSP(左側)とそれぞれのEPSPから求めた振幅(右上)とスロープ(右下)の時系列変化   (緑:TBS刺激前、赤:TBS刺激後)
  
  その他事例はアプリケーションページをご覧下さい。
  
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培養細胞を用いた創薬スクリーニング
  • MEDプローブ上で直接細胞が培養できます。

  • 平面電極による測定は組織切片を傷つけません。又、培養サンプルを100%湿度のインキュベータに入れての測定が可能です。数ヶ月に及ぶ薬物の慢性評価も可能です。

  • MED64マルチスライス・システムを用いて4試料からの同時測定が可能です。更にデュアル・チャンバープローブの併用により、8試料からの同時測定も可能です。

  • Mobius ソフトウェアにより、オンラインでデータ解析が可能です。

対象試料: 各種神経スライス培養・分散培養 
         初代心筋細胞・幹細胞由来心筋細胞・平滑筋細胞 等

事例1)スライス培養を用いた化合物の慢性評価

(左上図) MEDプローブ上で直接培養したラット海馬スライス(培養10日目)。細胞体層が綺麗に保たれているのが分かる。   使用プローブ:MED-P530A; 300 mm間隔

(右上図)左のスライスから連続3日間記録された応答。刺激及び記録電極、また刺激強度は三日間とも同じである。フィールドEPSPがほとんど変化しないことから、培養スライス中の回路は三日間を通して安定していることが分かる。



(左下図)上記の培養スライスを用いて神経毒性の評価を行った結果 (3日後のfEPSPの振幅の変化) 安定したコントロールに対し、NMDA10mMを投与すると、fEPSPが小さくなった。同時にNMDAの拮抗剤(MK801 1mM、Memantine 30mM)を投与するとこの現象が抑制された。

 

Shimono K et al., J Neurosci. Methods 2002, 120(2): 193-202  米国特許登録済 US06297025

その他事例はアプリケーションページをご覧下さい。

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